clocksourceの変更

 VMware上のLinuxをバックアップついでに毎日リブートしてて、月に1回あるかないかの頻度でうまく立ち上がらない件ですが、こちらの情報にあるようにtscが悪さしているようです。/sys/devices/system/clocksource/clocksource0/current_clocksourceで現在のclocksourceを見られますが確かに問題のゲストOSもtscを使っていました。で、くだんの記事にはtscを使わないようにブートオプションとして

clocksource=acpi_pmまたはclocksource=jiffies

を指定するとあります。ここで、問題となるのがどちらにすればよいのだろうということです。周りのPCはSMPマシンばかりなのですが、見てみるとtscかjiffiesでした。
 acpi_pmで調べると、こちらの記述によると一部チップセットで不正確になるとか。VMwareIntel 440BXを模擬していて、その問題が起こる一部のチップセットに入っているためなんかやばそうです。でも、tscを使わないようにするには、notscというブートオプションもある。ってことを知って、このほうがいちいちclocksourceを指定するよりすっきりしているなぁと、これをつけて起動したらacpi_pmとなっていました。どうやら、/sys/devices/system/clocksource/clocksource0/available_clocksourceにある

tsc acpi_pm jiffies

の内容の順番が優先順位のようです。だからnotscで起動したことで、

acpi_pm jiffies

になって、clocksourceがacpi_pmになったようですね。で、acpi_pmですが、特に時刻が遅れなどの問題なく使えています。ということで、acpi_pmにしたままとりあえずこのまま様子を見ようと思っています。

8/1追記

 ふと、現在のVMware上のopenSUSE 10.3を確認したら、

acpi_pm jiffies tsc

の順番に変わっていました。どうやらkernelのアップデートのどこかで、こういう風になったようです。ということで、notscのオプションは不要になっているのですが、また何かの拍子にtscが先頭になるかもしれず、とりあえずそのままおいておこうと思います。