openSUSE 11.2サーバー用途使用のメモ

 openSUSE 11.2が公開されてまずはAtomマザーD945GCLF2のマシンにインストールしてみまたところ、まあまあ問題ないようでしたので、家のメインサーバーとして使っているCore2Duoマシンにインストールしてみました。今、調べて気づいたのですがこのマシン、もう3年も前のになるんですね。速さなど特に気にならずにいたのですが、そろそろ買い替え時かもしれません。
 ともかく、メインサーバーへのインストールですが、これも特に問題なく完了しました。あったとすれば以下の2点ぐらいでしょうか。

  1. ローカルのUSB接続したHDDからのインストールでしたが、インストーラー起動時にUSB-Storageのモジュールが読み込まれずいったんセットアップが終了します。青画面で再びローカルのHDDを指定してセットアップに移ると、次はUSB-Storageモジュールが読み込まれるので、インストールが続けられますが
  2. ネットワークデバイスのセットアップができませんでした。インテルのDG965RYマザーオンボードのe1000eなんですが、kernelは認識していましたので、セットアップ終了後、yastから設定して特に問題ありません

 でまあ、ちょこっとですが、サーバー的に普段使う上で仕様が変わっていて、戸惑った点もありました。
 まずは、sshdがデフォルトで無効化されています。デスクトップに使用するならいらないので納得いく点ではありますが、自分のようにサーバー用途で使うので、ここは手動でsshdを有効化しました。
 あと、ユーザーへのメールボックスが/var/spoolから~/Maildirへ変更されています。つまり自分宛のメールは/usr/bin/mailコマンドで読めなくなったんですね。うちのこのマシンに届くメールは100%、cronなどのシステムメッセージですので、いちいちメールクライアントソフトなんか立ち上げずにmailコマンドで確認できれば十分です。これは結局、元に戻すことにして11.1の時を参考に、/etc/postfix/main.cfにあるhome_mailboxの項目を以下のようにコメントして無効化してうまくいっているみたいです。

#home_mailbox = Mailbox
#home_mailbox = Maildir/

 しばらくして気づいたのですが、ntpが同期しないですね。参照先はntp.nict.jpにしているのですが、sntpでもダメです。どうしたもんだろうと調べてみたら、提供してくれている日本標準時のQAページにヒントがありました。

/etc/ntp.conf に次の3行を加えてください。
server -4 ntp.nict.jp iburst
server -4 ntp.nict.jp iburst
server -4 ntp.nict.jp iburst

と、-4をつけてIPv4を使用するように明示すれば時刻同期するようになりました。うちのフレッツの環境のせいかもしれませんが、11.1の時までは-4なしでいけてましたから11.2からIPv6関連が変わったのかもしれません。もとよりインストールの時にIPv6は無効化しているのですが。
 で、以下のパッケージがアップデートされていました。今日から11.2のアップデート情報メモとなります。

  • clamav 0.95.2-2.2 -> 0.95.3-1.1.1
  • pullin-msttf-fonts 11.2-1.1.1 -> 11.2-6.6.7