先日、VMware vShpere ESXi 4.1のパッチが公開されまして、会社の環境に以下の方法で導入できました。
まずは手軽にvSphere Host Update Utilityを使おうと、ネットにつながるPCにインストールしようとしたのですがvSphere Host Update Utilityは64bit OSにしかインストールできないとのことで断念。インターネットから直接ファイルをダウンロードして適用するのはあきらめてvSphere CLIのvihostupdateを使ってオフラインのファイルからすることにしました。
4.0のアップグレードガイドの102ページあたりを参考に、適用するホストをメンテナンスモードにしてからvSphere CLI上で
vihostupdate.pl --server XXX.XXX.XXX.XXX --scan --bundle ESXi410-201010001.zip
と実行して可能なパッチを調べて、その後に
vihostupdate.pl --server XXX.XXX.XXX.XXX --install --bundle ESXi410-201010001.zip
としてインストールするだけです。あとは再起動してBuild番号が変わっていることを確認して終わり。
vihostupdateの他の使い方として、このマニュアルにありますがダウンロードしたファイルからホストに該当するパッチをリストするには、
vihostupdate.pl --server XXX.XXX.XXX.XXX --list --bundle ESXi410-201010001.zip
ホストに適用済みのパッチを検証するには
vihostupdate.pl --server XXX.XXX.XXX.XXX --query
などもあります。
これら一連の作業はホストをメンテナンスモードにする必要があるのでこのホスト上で仮想マシンを動かせませんが、vMotionで仮想マシンをダウンさせることなく別のホストへ移行できますのやはりパッチ当てもだいぶ楽な感じですね。