800時間は33日ちょっと

 hontoから届きました。

 1巻が出た頃、店頭で見かけてこれは狙いすぎだろうと結局買わなかったのですが、最近やけにアマゾンでおすすめされての購入です。マンガっておもしろいかおもしろくないかの他に語りたくなる。というのがあって、これはおもしろくて語りたくなるマンガです。
 いやぁ、内容は見かけ以上にぶっ飛んでました。1巻の初め武装したデカイ女子高生が街をのっしのっしと移動しているところから違和感を感じるのですが、女子攻兵から降りた主人公の言葉や扱いを見てこれは狂った世界を描いているんだなと思わされます。
 異世界での戦争というところでは雪風とか、メカではない巨人兵器や精神汚染はエヴァンゲリオンとか、コンピューターが世界を作っているところは電脳コイルとか、いい具合に連想できるところもすごいですね。中でも前線の向こう側にいる元味方を調査するところや大佐が音楽をかけてヘリコプターで登場するなど、映画、地獄の黙示録をオマージュしているように見受けられます。映画の方も狂った戦争の世界を描いたもので、ツキコの立ち位置となるカーツ大佐は王国を築いていましたが、タキガワは目的地で女子高生の王国を見るのでしょうか。