VMware Toolsあれこれ

b3g2016-10-28
 この前のVMwre ESXi 6.0のPatch Release ESXi600-201610001では仮想マシンでのVMware Toolsの更新は必要なかったのですが、昨日CentOS 6.8でのkernelの更新にともない、VMware Toolsの再インストールが必要でした。現状、VMware Toolsは仮想CDROMをマウントしてtarファイルを展開、./vmware-install.pl --defaultと実行して導入しています。再起動は必要ないのでそれほど入れ直しに手間はないのですが、ESXi側から、kernel側からの理由で毎度VMware Toolsの入れ直しは結構大変だぞと思うようになりました。
 rpmとかのパッケージだとインストール、アップデートともに楽なのですが。そういえばこのVMware提供のToolsは今後推奨されず、open-vm-toolsの利用が主となるようなことを聞いたことがあります。CentOSも7からは仮想マシン上でデフォルトで導入されるようです。CentOS 6では調べてみるとEPELリポジトリで使えるみたいで、これでyumを使ったインストール、アップデートが可能です。
 そして今回知ったのですが、VMware Tools Operating System Specific Packages (OSPs)の存在でした。こちらはVMware社が提供しているもので、

VMware provides OSPs for older operating systems. For newer operating systems, the vendor or community provides open-vm-tools as part of the operating system, and VMware recommends that you use the open-vm-tools that come with these operating systems.

とのことで、古いOS向けのVMware提供Toolsで、新しいのはopen-vm-toolsを推奨するとのこと。サポートOSは

で、以前のバージョンが対象になっています。
 open-vm-toolsかOSPsか。toolsのためだけにEPELを有効にするのはちょっと大げさな感じもしますので、今の感じではOSPsかなぁと思っています。また週明けにでも試してみます。