Webalizerの引っ越しについて

 CentOSの6.8から7への移行をしているのですが、Apacheのログを集計するツールWebalizerは標準では提供されなくなり、EPELに移りました。ないのはさみしいので、いつものようにパッケージを別途ダウンロードしてインストールします。そして/etc/webalizer.confや/etc/httpd/conf.d/webalizer.confを編集するのですが、これは昔から変わらず前のファイル内容を引き継ぎました。そうそうcronで定期的に集計するようになっているのですが、有効にするには/etc/sysconfig/webalizerの中でYESと有効にする必要ありです。
 環境の移行でひとつ注意点がありまして、Webalizerの結果ファイルは/var/www/html/usageディレクトリー以下に作成されますが、このディレクトリーをまるごと新しい環境にもってきても昔の結果を見られません。直接http://localhost/usage/usage_201701.htmlなどと指定すると表示できるのですが、トップページは今あるログファイル/var/log/httpd/access_logの範囲内のデータとなってしまいます。
 そういえばWebalizerが作成するデータファイルがあったなと調べてみると/var/lib/webalizerにあるwebalizer.histというファイルがそうでした。このファイルも新しい環境の方にコピーしてwebalizerを実行。ようやく昔からのつながりのあるWebalizerのページとなりました。このファイル、昔は/var/www/html/usage内に作られていたように思うのですが、少なくともCentOS 5のころから/var/lib/webalizerに作成されるようになったみたいです。恐らくhttpで公開するファイルではないので/var/libに移ったということなんでしょう。