タイヤのローテーションとか、ホイールセットを購入したときの交換に業者に依頼してやってもらうのもいいのですが、このくらいは自分でやってみたいというのもあります。そこで問題となるのがナット締め付け時のトルク管理です。
それぞれのメーカーや車で決められていまして、例えば現行ジムニーでは100N・m。これはゆるいとナットが外れやすく危険な状態で、きつすぎるのもボルトが折れたりして大変です。ちゃんと既定のトルクで締める必要があります。
そこで最大150N・m前後で設定できるトルクレンチですが、特に雪国ではスタッドレスタイヤの交換が季節によってあるので個人で交換する人も多く、一般的に買いやすい自動車のホイール用として安いものでは4000円ぐらいから、高いものだとプロが使うもので2万円以上のものがいろいろとあります。アマゾンをうろうろして候補をしぼってみました。ソケットの差込角は12.7mm限定としています。
まずは3000円台のものから。
- E-Value ETR4-200 40〜200N・m
- EMERSON EM-29 28〜210N・m
- BAL 2060 28〜210 N・m
どれもソケット付きのセットでこれを購入すれば締め付けは用が足りるものです。この値段で精度はそこそこでしょうが、商売でなく個人で実施するにはこれで十分だと思います。ただ何年も使えるかは微妙なところ。価格が安いので壊れたらすぐ買い直すぐらいの感じですかね。
次に7000円から1万円ぐらいのもので。
ストレートには103N・m固定のホイール専用のものも5000円程度であります。 今後もトヨタ、ダイハツ車をメインに乗るというのなら、値固定のもありかもしれません。トネにはT4HC140と21が付かないものもあって、21mmのソケットが付属しないパターンの商品みたいです。ただし、アマゾンの謎価格でソケットが付属しない方が現状100円ほど高いです。わりとブランドのあるトネのトルクレンチが1万円弱というのは嬉しいのですが、なぜかこの商品、トネのカタログ、Webページには記載がありません。パッケージの写真やアマゾンの評価を見るとホームセンター向けの低価格商品みたいで、まあ、この値段にするには通常のものからどこかが省かれているわけですので、トネの正規品とは異なることが予想されます。
そして15000円ぐらいでプロ向けの商品が出てきます。
あの東日製作所のトルクレンチですが、ベーシックなものだとそれほど高くないんですね。同じようなトネのものが22000円以上、KTCのが26000円ぐらいしますから
これらの商品と比べるなら東日のは以下のものになるかもしれません。それでも18000円程度ですけど。
ちなみにKTCにはトルク値固定のホイール専用のものがありまして、同じメーカの車を大量に締めるときはこういうのも便利なんでしょう。価格は14000円弱といったところ。
工具なのでプロ用を見れば上はきりがなく、みんなのあこがれスタビレーは5万円以上します。
手に入れるとすれば3000円台のものかちょっと背伸びしてその4本分の値段のトーニチのを15000円ぐらいで買うぐらいですかね。今後に向けて検討します。