通販はもう全部メール便あつかいでいいよ

 先日、パナソニック宅配ボックス設置しまして、ハンコも改めて購入しました。そこでふと思ったのですが荷物受け取りの時のハンコっていったいなんなんだということです。パナソニックのCOMBOなどはハンコを押す仕組みのためにただの鉄の箱が数万円すると言っても過言ではありません。
 法律や規約について特に調べもせず書きますけど、受領印の目的って自分が受け取ったことを後になって証明するものだと思います。例えば受取人が荷物が届いていないとクレームを入れたときに配送側が受領印が押された伝票をもって反論するのに必要なものですよね。でも宅配ボックスを使用する場合、受け取るのは人ではなく箱です。箱がハンコを押した伝票をもって配達済みの証明とするのは危なくないですか。配達されたかどうかの証明になってません。一歩ゆずって宅配ボックスを使用するのを表明した時点でハンコはドライバーさんに一任されたとの考え方もありですが、この場合ハンコって必要ないですよね。例えば大きい郵便受けに配達してもらうだけで目的は完了するように思います。
 考えられるのはハンコがないと配達員が実際に配達しないで荷物を勝手に処分することへの防止策でしょうか。郵便でもメール便でもたまにダイレクトメールなどを配達しないでニュースになることがあります。でもこれってハンコのありなしに関わらず明るみになって刑事事件になります。むしろ最近の通販はほとんど発送時に連絡がくるので届かないとすぐにバレます。
 ということで荷物受け取り時のハンコってもはや意味がないように思います。荷物の受取イコールハンコという長年の刷り込みで続けているだけなのではないでしょうか。書留とか重要なものは本人とハンコの両方が必要ですが、箱に届ける荷物とハンコのセットは不要でしょう。
 再配達の減少に宅配ボックスが効果ありとか言ってますけど、ホントは大きい郵便受けを設置して大きな荷物もメール便と同じような扱いにすればいいだけのように思います。田舎などでは軒下に放置でも大丈夫でしょう。宅配ボックスを専門に狙ったドロボウが増えそうですけどハンコのありなしは関係ないですね。たぶん配送業界も気づいているけど宅配料金をメール便と同等にするのは避けたいのでハンコ制度を維持しているのではないかとにらんでいます。