USB 3.0でのWindows 7インストールは注意

 4年ほど前に導入したDELLのPrecision T3610の1台でアプリのインストール中に電源ごと落ちて、その後ファイルエラーが大量に出てchkdskで一応元には戻りました。念のためDiagnosticsを実行して問題なかったのですが経験上SSDって突然壊れるので今後のことも考えてsecure eraseをかけてOSからの再インストールとしました。
 うちのT3610はLSIの9271-8i RAIDコントローラ経由でSSDが接続されています。Windows 7を再インストールするときの注意点としてこちらに記載されているようにインストール時にドライバーの導入が別途必要なのは知ってました。OSのインストールメディアはデルが別マシン向けに提供している新しいのを流用。これってIEが11だったりして入れ直す必要がないのでなるべく最近の環境にするのに便利なんですよね。
 しかし問題発生です。インストール中にディスクが見当たらないのでドライバーを導入せよと予想通りの動きなのですが入れても同じメッセージでインストールが進みません。上記ページにはintel C600 RAIDコントローラやBIOSRaid ONかAHCIとありますのでドライバーを別途入れたり、BIOSの項目を変更してみましたが改善されませんでした。これは久しぶりにはまったかんじだなと2時間経過。インストールメディアのISOはUSBメモリーに入れてブートしているのですが、ふとこの接続先をUSB 3.0の端子から隣の2.0にしたところ、メディアが見つからないとメッセージが出ていた前にライセンス認証の画面が出ました。そして次のドライバーのインストールでRAIDのファイルを指定してインストール先のディスクが見えるようになりました。
 どうやらRAIDコントローラーは関係なく、USB 3.0からブートした後Windowsのインストールが始まる時点で3.0ドライバーがないためUSBに接続したメモリ上のインストールメディアが見えなくなっていたようです。起動はできていたので気づくのが遅れました。FAQっぽくSkylakeのときにあった現象と同じような内容ですがそれ以前のPCでも起こるとは。
 ディスクが見えれば後は普通にインストール。その後問題なく使えています。