ラックサーバーへのUSB延長ケーブル

 会社でデルのPowerEdge R740を導入しましてぼちぼち設定をしています。今まではラックサーバーでOS導入のために光学ドライブを付けていたのですがこのR740からはドライブなしとしました。多くのOSがメディアではなくISOファイルでの提供になってきたこととiDRACのEnterpriseであればリモートのPCからISOファイルを仮想CD/DVDとしてマウント可能で最近はほぼこの機能を使ってインストールしているからです。
 ただしこの仮想ドライブからのブートは、デルが提供しているまとめISOによるファームウェアアップデートでは、途中でiDRACを含むLifecycle Controllerが更新されるとiDRACがいったん切れてマズイので使えません。まあでもRufusを使ったブートUSBメモリ作成方法がありますのでWindowsマシンでブートUSBメモリを作成して、これをさして起動すれば問題なくファームウェアの更新が可能です。
 でそのファームウェア更新用のUSBメモリを使ってR740のアップデートをしていたのですが、ちょっと困った点がありました。このR740がデルのサーバーとしてはじめての2Uサイズなんですが、前面のUSB端子が右端にあります。これは2.5インチのHDDをなべくたくさん搭載する工夫なので、電源スイッチや表示LEDランプなども両端に寄せられたレイアウトです。で、このUSB端子にメモリーをさすとラックの扉を閉める時に干渉しそうになるんですよね。自分の管理しているUSBメモリーは紛失防止のためリングを取り付けてカラビナにまとめており、このリングがラックの扉と当たってしまいます。以前の第13世代の1UサーバーなどはUSB端子が中央寄りにあるので扉との隙間が大きくて干渉は少なかったのですが。
 これはR740用に小さいサイズのUSBメモリを調達する必要があるかも。と検討いていて、ふとUSB延長ケーブルの短いのでもあれば解決するかもとネットを検索してL字コネクターの延長ケーブルを見つけました。変換名人のUSB3A-CA20LLという商品です。変換名人 USB3.0 延長ケーブル 20cm [ Aオス端子・左L型 ] USB3A-CA20LL ヨドバシカメラで622円の10%ポイントでした。へたするとUSBメモリが1つ買える値段ですが、まあこういうのが手元にあったら別の用途に使えるだろうと購入です。
 PCからL字にコードが出るので、左右どちらか、R740の場合は端子が縦なので上下どちらかが使い勝手上で重要でR740の説明書や写真を確認して左L、R740で下向きLのこの商品としました。普通の延長コードですので問題なく使えています。ラックの扉への干渉も解決しました。しかしうちの機体だけの問題かもしれませんがR740前面のUSB端子固いですね。