うちのRyzenマシンに使用しているのは14年前に購入したバッファローのやつで入力端子がVGAとDVI-Dしかありません。サーバなのでコンソールがたまに表示できればよく、いまのところ問題はないのですが今後のことも考えてHDMI対応のモニターを1万円ぐらいで導入しようかと考えていました。
20インチぐらいで1万円前半なのでそのへんで探していたところ、そういえばモバイルモニターが話題なっているなとアマゾンをうろうろすると15インチのHD解像度でだいたい1万円後半ぐらいからであります。USB-C、1本で映像と給電をすまして、使いたいときにさっと出してつなげて映すというのがうりみたいです。たいていはHDMIやDisplayPortにも対応していて、その場合はUSB-Cに電源用のケーブルを追加でさす形になります。
本来の目的ではUSB-Cで映像も電源も1本のケーブルで接続するのがモバイルモニターの利便性なところですが、サーバのコンソール目的で、たまにしか使わないのもあってコンパクトにしまっておけるモバイルモニターでいいかもと思い始めました。あと実際のところモバイルモニター自体にも興味がありましたし。
でアマゾンで探したわけですが、こちらにも書いたように、どうも胡散くさいメーカーが山盛りです。ASUSとかちょっと知られたメーカーのものになるとプラス1万円ぐらい高くなるんですよね。元は同じような部品で作られたものなのでブランド代として1万円は大きいです。結局、ミニHDMIじゃなくて標準のHDMI入力があって、サクラチェッカーでひっかからないところでcocoparのzg-156zxbとしました。 価格の表示は21980円ですが3500円のクーポンがあるので実質18480円でした。
注文してすぐに発送されて到着です。まずはその梱包が結構雑なことに驚きました。汚れたりへんこんだりの梱包ではないのですが、外装のプチプチ袋に入っていた箱自体はなんの包装もされていません。箱が自由に開け閉めできる状態で中古品が届いたのかといぶかしがるレベル。本体には特に傷などもなく、ちゃんと袋に入ってましたけど、画面には保護フィルムなしでまあ価格相応の商品といったところでしょうか。
レビューすると2000円のアマゾンギフトを送るとの紙が入っているだけでマニュアルなどは皆無です。レビューってここのブログに書くこともあてはまるのでしょうか。あとあとのトラブルが怖いので申請しませんけど。
一応、アマゾンの商品ページに取扱説明書として http://e7e.co/Vc0r0 とのURLがあります。このマニュアル、校正されてない日本語なんですが日本語はわかるものの内容が読んでもよくわからないですよね。とくにUSB-Cのポートが2個あるのですが、給電のみの場合はどちらに挿せばいいのかや、USB-Cを単にCと表記するなど、すでにこのモニターの使い方をあるていどわかっている人向けに書かれた感じです。給電用のUSB-CポートはPDと表示されているほうが正解みたいですけど。
で、うちのRyzenマシンとの接続ですが、問題なく表示されました。最初、接続したときは周波数があっていないのか軽いチラツキがありましたが、モバイルモニターを接続したまま再起動するとそれもおさまりました。RyzenからはHDMIでの出力なので、付属していたUSB充電器からUSB-Cへの給電をしつつ、HDMIケーブルでの接続となります。一応、USB充電器じゃなくてRyzenマシンのUSBからの給電でも動作は可能ですのでコンセントは不要で使えます。
試しに2年前のMacBook ProでUSB-Cで接続するとケーブル1本で表示されました。モバイルモニターの電源スイッチを入れる必要もなくすぐにセカンドディスプレイとして表示されます。ただHD解像度なのでMacBookと見比べると荒い画面ですね。画面が表示できたのはzg-156zxbに付属していたUSB-Cケーブルで、うちにもとからあったAnkerのケーブル は電源供給されるものの画面信号はナシとなります。まあこのケーブルはPowerLineと表記されていて電源のみの用途向けなのですが。画面表示できないUSB-Cケーブルもあるのでご注意を。あとはこのモニターがどのぐらい長持ちするかですかね。
昔のモニターはハードオフに持って行ったら200円になりました。