zypperでのCIFS使用

 会社のPowerEdge 2900IIIopenSUSE 10.3をインストールしています。これで気がついた点がありましたのでメモしておきます。
 まずはzypperを使っているのですが、これのレポジトリの場所指定がCIFSでも可能なことがわかりました。repoファイルに次のようにやればOKです。

baseurl=smb://username@192.168.1.1/disk1/suse10.3/update/10.3/?workgroup=TMP,password=pass

 というのも会社のファイル保管場所としてHDL4-Gを使っています。これは元々WindowsMac用なのでSMB共有しかできませんから、LinuxではなんとかCIFSでマウントして、アップデートのファイルなどもHDL4-Gに置いてあります。今までは、これをsmbfstabに記述して常時マウント状態で使っていましたが、常にマウントしっぱなしはなんか落ち着きません。使用するたびに手動でマウントするのも面倒ですし。そこで、上記のように指定することで、zypperを使うときだけマウントしてくれるようになりました。
 zypperのドキュメントのどこかに記述があるのかもしれませんが、見つけられなかったですね。これでだいぶ便利になりました。
 次、openSUSE 10.3をインストールしているときに気づいたのですが、LVMを指定するとき、パーティションを切らないとダメなようです。
 最初は何も考えずにディスク全体を使うので/dev/sdbや/dev/sdcなどに対してLVMのPVとしていました。しかしこのままインストールを実行すると、ファイルシステムの確保時に止まってしまいます。最初は時間がかかっているので止まっているように見えるのかも。と思ったのですが、30分以上放置しても動いていなかったのでこれではダメです。今日、半日これで悩んだのですが、ふと、HDD全体をPVにするにしても、プライマリーパーティションにしてやればどうだ。と、/dev/sdb1や/dev/sdc1などにしたら、問題なくスムーズにインストールが進みました。
 手動でやっていたので、こんなことになったのかもしれませんが、できないならばエラーメッセージぐらい出してくれてもいいのに。ちょっと注意が必要ですね。
 あと、インストール直後はmicrocode.ctlが有効になっているのですが、これが原因でシングルモードではハングしたような状態になります。実際には8分ぐらい止まったままです。結局、起動に失敗したよ。とエラーになるのですが、ひょっとしてXeon E5410が2つでCPUが8個あるので、あきらめるのに1個あたり1分かかっているのかもしれません。でも普通のランレベル3や5の状態なら何の問題もないんですね。なにかスムーズに起動する前提となるdaemonが他にあるのかも。原因を追及するのも面倒なのでmicrocode.ctlは無効にしました。