暖房について考える

 このシーズンの灯油の値段は18Lで2,000円以上になりそうなので、石油ストーブに代わる暖房器具を考えた方がいいかもしれない。ということで暖房としてどれがお得か調べてみました。財団法人省エネルギーセンター省エネ性能カタログとしていろんな製品の消費電力などを掲示しています。この中で、2005年度版がわかりやすくシーズンにおける消費量を示していましたので、これを参考にしてみます。
 まずガスストーブですが東北地方で「ガスFF式暖房機木造8畳、コンクリート10畳まで」で、

年間ガス消費量 約600m3/年
年間ガス代 約90,000円

だそうです。ここでのガスは都市ガスです。今ではガス代も上がっていますから10万円ぐらいかと思います。うちはLPガスなのですが、都市ガスと比べて燃料効率がいいといってもLPガスではこの料金以上になることは確実です。
 次に石油ストーブは、同じく東北地方で「石油FF式暖房機(強制対流式 )木造9畳、コンクリート13畳まで」で、

年間灯油消費量 約720L/年
年間灯油代 約38,000円

ただし、灯油代は18L、821円で計算だそうです。あれ、これで計算すると消費量720Lに対して年間の灯油代は約33,000円になりますね。差額の5千円は? まあ、それは置いといて、今年の条件120円/L(18L、2,160円)に当てはめ直すと

年間灯油代 約86,000円

となりました。
 結論としては、灯油代が18L、2,160円ぐらいでは、まだ石油ストーブの方が安く付くということです。灯油が140円/L、18Lで2,500円を超えるようになればガスと同等という感じですね。
 ここで、エアコンを使うのはどうなの? というのもありますよね。ネットでざっと調べたところ、エアコンの場合、温度が低い場合は効率が落ちるので、上に示したような寒い地域ではあまり使われていないようです。この東京電力ページによると、熱量1MJあたりのコストは

高級エアコン 1.0円
石油ストーブ 2.6円
ガスストーブ 2.8円

ただし、エアコンは外気温7℃の時のもので、2℃では2.0円とのこと。当然、温度が下がれば下がるほどコストは上がります。
 高級エアコンって最新タイプ、省エネバリバリの15万円以上のですよね。うーむ。うちのは10年以上前の5万円ぐらいの冷房メインの安いヤツなので候補にもなりません。まあ、ガスストーブを新たに購入するぐらいなら、高いエアコンを買う足しにすれば省エネも進んでいますのでいいかもしれませんが、そういう予定もないですし今シーズンも石油ストーブかなぁ。