おいおい民営化って

b3g2005-10-05
 ETC前払割引サービスへの積み増しが終了となり、ETCマイレージサービスへの移行をうながしていますね。しかしこのマイレージサービス。なんだか前払よりかなりサービスダウンしているんじゃないでしょうか。詳しくはこのページにありますが、自分の思うところ問題と考える記述は、

各会社のポイントは別々に貯まり、各会社がそれぞれ定める還元額(無料通行分)に交換できます。(会社間のポイントは合算できません。ただし、東/西/中日本高速道路株式会社間のポイントは合算されます。

(追記)ポイントの還元分はどの会社にも使えます。

ポイントの有効期間(還元額に交換できる期間)は、最大2年です(ポイントが付いた年度(4月〜翌3月)の翌年度末までとなります)。例えば、平成17年10月20日に付いたポイントは、平成19年3月末まで交換いただけます。

といったところですかね。この「合算できない」、「有効期限」のせいでポイントを無駄にする人が多くなるのは確実です。
 本四道路なんて一生に一度ぐらいしか使わない人が多いでしょう。でポイントは翌年度末に消滅して、へたするとポイントを変換できずに失効するパターンが多そうです。「最大2年」とありますが、最小1年間ですよね。今ところ阪神高速を除いてポイントは5千円使用分から変換できますが(阪神高速は16700円使用分から)、還元率を最大にするには5万円分までためる必要がある訳で、1年ちょっとの期間に本四道路などそれぞれの高速道路で各5万円分も使う人がいったいどれだけいるのやら。前払の時は5万円支払っておけば有効期限なく、どの高速道路でも58000円分使えましたから明らかにサービスが後退しています。
 前払割引サービスが始まったのは偽造問題とかETCの普及を進めるためにハイウェイカードが廃止となり、その時に5万円で58000円分使える。というハイウェイカードのお得さを継続するためにできた制度な訳です。これを停止するのですから、同じように等しくサービスを受け入れられるようにするのが筋じゃないでしょうか。各社のポイントが合算できないのに、有効期限をもうけているのは大問題だと思います。今、ポイントが2倍になるとかキャンペーンをやっていますが、将来もずっと続くならともかく来年の3月末までですし、それでも最大割引までポイントをためられない人って多いんじゃないでしょうかね。
 ETCの利用率が50%近くになりつつあるようですが、これからの普及は通常あまり高速道路を使わない人たちにあると思います。そういった人たちが損するような制度を導入して、これからの普及率が伸び悩むと思いますよ。