一般向けのInternet Explorer 11が来週に終了とのことで、うちの環境ではChromium版のEdgeにだいぶ前に移行して、IEが必須のページはIEモードで併用しています。Edgeを本格的に使いだした1年以上前からEdgeで社内ホームページにアクセスすると最初に5秒から10秒以上待たされて、そのあとは問題なくページが表示されるけれども、Edgeを終了すると元にもどって5秒以上待たされる現象が起こっていました。
当時、以下の方法で回避していて、最近になってIE終了の影響でEdgeユーザーが増えたのか問題がぶり返してきたので解決方法を記録しておきます。
問題のページをEdgeの開発者ツールでネットワークでみると最初のGETの次に以下のようなインターネットアドレスへの接続が挿入されています。
パラメーターはもうちょっと長いです。このアクセスに5秒以上待っている感じですね。Edgeによるbrowser.events.data.msn.comへのアクセスってなんなんだと調べてみると以下のページがありました。
browser.events.data.msn.comかassets.msn.comへの接続待ちで5秒ぐらい待たされるとのことで、他にも困っている方が多そうです。解決方法としては直接的なものはなく、該当ページのIPアドレスをhostsファイルに0.0.0.0などで登録してサイトへのアクセスをしないようにする方法が紹介されていました。
この解決方法はリストの維持とか、実際に見たいサイトがあると見れない副作用もあるので避けたいなとさらに調べると、以下の書き込みがあり、
対策方法としてOSのプロキシ設定で、設定を自動的に検出するがデフォルト、オンになっているところをオフにする。というものでした。
この設定を実施したところEdgeが社内ページへのアクセス時に5秒以上待たされる現象がなくなりました。もちろんうちの環境ではプロキシの自動設定はしていませんので、オフにしても問題ありません。
IEが終了を迎えて本格的にEdgeに移行しているところも多いかと思いますが、ページの最初の表示にいつもより時間がかかっていましたらこの方法を試してみてはいかがでしょうか。
追記
この現象、解決方法は上記のようにプロキシの自動検出をオフにする。なんですが、引き起こしている元がわかりました。Windowsに別途インストールしているウィルスチェックのセキュリティソフトが原因となっていました。