Microsoft Edgeのバージョンが先週末に92.0.902.55になったのですが、PDFファイルを開こうとするとページが表示されず、Edge自体がハングする不具合がでるようになりました。タスクマネージャーからEdgeを強制終了するしかない状況です。
確認したところWindows 10の20H2の一部の端末や、20H1では最初は見えるけれども次、開くと応答なしなど複数の環境で起こっており、同じバージョンでも問題ない端末もあります。
キャッシュや一時ファイルの削除。アプリと機能から、Microsoft Edgeの変更を選んで再インストール。Edgeの設定のリセット。ユーザープロファイルを削除して新規ユーザーとしてPCにログインしたり、他のユーザーで試してみたりとしたのですが解決しませんでした。
よそではどうなのかなと、ネットを調べてみますと以下の投稿がヒットしました。
redditで主に報告されているようです。
その中でPDFはダウンロードにしてAcrobatで見るとかアドバイスありますが、ユーザーのやり方を変える方法は望ましくないです。で、ロールバック機能で前のバージョンに戻せるとの投稿がありましたので、この問題を回避するためにグループポリシーでターゲットバージョンへのロールバックを有効にすることにしました。
具体的にはコンピューターの構成で、管理用テンプレート、Microsoft Edgeの更新、アプリーケーションにあるMicrosoft Edgeで、ターゲットバージョンへのロールバックを有効。ターゲットバージョンのオーバーライドに一つ前の安定バージョン91.0.864.71を指定です。安定チャンネルのバージョンの確認方法はグループポリシーの説明にありまして、 https://aka.ms/EdgeEnterprise で見られるとのことで、ここでひとつ前のバージョン番号を確認しました。
問題のPCでグループポリシー適用後、Edgeのバージョン情報のところで更新させると前のバージョンに戻りました。手動で更新しなくても自動更新でバージョンが戻せると思います。これでPDFの閲覧でハングすることは一応回避できました。PDF閲覧時の問題が解決するまでバージョン固定で使おうと思います。
7/30 追記
この問題ですが、上記redditで後日、報告があったように、今日更新されたバージョン92.0.902.62で修正されており、問題が解決したことを確認しました。