あれはバスケットボールだったのか

 アマゾンで購入していたのを読み終えました。

  • 岸田奈美「飽きっぽいから、愛っぽい」飽きっぽいから、愛っぽい

 なぜこの人の文章にひかれるか、なんですが、ちゃんと自分の言葉で自分の体験を語っているからだと思うんですよね。正真正銘他の人にはできない体験。そこに事実と異なることがあったとしても、それは単に視点が変わっているだけ。記憶について語られる章が多いですが、記憶を表現する上でこういう見方もあるよ、ということじゃないでしょうか。本人にしかわからない体験に基づいた力強さ。これからも、いろんな体験をして人と出会って読者に見方を提示してほしいですね。