Googleのストリートビュー日本版が発表されて、騒ぎになっています。自分としては最初はおもしろいと思ったものの、いろんなところも見て回って、ネットにここまでの情報が載ってしまうことは気味が悪いように感じるようになってきました。
これを活用、悪用する人は絶対出てくると思うんですよね。例えば、こんな具合に、
とある自動車営業所のヒトコマ 先輩「今日からおまえの担当地区は○○町だ。 営業の基本は足だ。今から行って、顧客を捜してこい。」 後輩「先輩。今はITの時代ッスよ。この車識別ソフトとストリートビューでですね。 ○○町1km以内。乗用車。10年前のモデルっと。ポチ。 で、出てきた住所をハローページDBと組み合わせると、潜在的な買い換え顧客名簿の完成ですよ。 まずはこのリストに電話っと。」 …1時間後。 後輩「先輩。話をしたいっていうお客さんが見つかりました。これから行ってきます。」 先輩「ITかぁ。」
なんてね。車種識別ソフトなんて市販されていませんが、画像処理の技術を使えばわりとすぐに実現しそうに思います。あと、リフォーム業者には外壁劣化判別ソフト。子供向け教材や一人暮らし老人向けの業者には洗濯物認識ソフト。泥棒には開いている窓認識ソフトとか。お。ビッグビジネスの予感?
こんなのは自分がふと思いついたものなので、たいしたことないかもしれませんが、ストリートビューなんてのを活用、悪用するのにホントに頭のいい人がいますから、ネットで誰もが見られる状態にすると言うのは気をつけないといけないと思うんですよね。しかし、Googleはとりあえず公開しちゃって問題があってから対処しますってことで、あんまり何も考えていないようです。
ストリートビュー。たぶんそのうち捕まった犯罪者が、
Googleで入りやすそうな家を見つけて泥棒に入っていた
なんて報道されて、規制の方向になるんじゃないかなぁ。と思います。