BUFFALO LinkStation LS-WH2.0TGL/R1を使う

b3g2008-09-27
 会社用に容量2.0TBのNAS、LinkStation LS-WH2.0TGL/R1を導入しました。NASではアイ・オー・データのLANDISK HOME HDL4-G2.0を導入して問題なく使っています。今回、購入するに当たり、同じアイ・オー・データのHDL2-G2.0も検討したのですが、HDL4が1000BASE-Tといっても100BASEで十分の速度しか出なかったり、LinkStationがFTPに対応しているのでそちらでの速度が知りたかったのと、ともに同じ値段だったので、今回はBUFFALOにしました。
 まず導入ですが、BUFFALOではこれを設定するためのソフト、LinkNavigatorをWindowsMacのマシンにインストールする必要があるんですね。こういう設定だけのソフトは、導入当初だけ使ってあとはディスクの肥やしになるだけで、下手すると常駐してメモリまで消費したりするので、自分としてはなるべく入れないのがポリシーです。設定ソフトをインストールせずHDL4みたいにWebページから設定できないだろうか。説明書を読む限り、LSもWebベースで設定するみたいだし。とLinkNavigatorなしでの設定方法を探ってみました。
 説明書を読みますとDHCPがない環境では、IPアドレスは169.254/16に割り振られるようです。ということで、手元のPCをそのサブネットに属するようにIPアドレスを振りなおして、ネットワーク全体の中のWorkgroupにLs-whgleceというのを見つけました。うちの環境では169.254.215.55になっていますね。これでWebブラウザーからLs-whgleceに接続。デフォルトのユーザーとパスワードでログオンできました。後は、実際に使用する環境の固定IPを割り振って、次からはそのIPで接続すれば、LSの設定は可能です。DHCPサーバがある環境では、サーバの割り当て記録を見ればすぐ接続できますよね。
 肝心の速度ですが、デフォルトのままRAID 0、JumboFrameなしの設定で、Windows XPエクスプローラー経由でサイズ575MBのひとつのファイルを使って計測したところ、

読み込み 14MB/s
書き込み 14MB/s

ぐらいです。同じファイルでHDL4を相手にすると8MB/sなので結構早いですね。でも、RAIDのモードがLSでは0、HDL4では5という違いがあって、ソフトウェアRAIDなので5の方が速度に厳しくなるのは予想できます。
 そしてFTPを有効にしてFTPでやってみると、

書き込み 17MB/s
読み込み 21MB/s

まで出ます。
 設定のためWebアクセスしてもHDL4とはレスポンスの速さが違います。HDL4が遅すぎるというか、なにするのにも待たされるのに対して、LSは結構きびきびしています。あとは筐体のデザインさえよければBUFFALOの圧勝です。まあ、HDL4がおよそ1年前に買った商品なので、そこのリードもあるのでしょうが。
 ちなみにnmapで見ると

Linux 2.6.11 - 2.6.15 (Ubuntu or Debian)

だそうです。