PowerConnect 5424設定メモ

 会社のVMware vSphere 4の構成にiSCSI用のネットワークハブとしてデルのPowerConnect 5424を導入しました。導入時にジャンボフレームを有効化したり時刻合わせをしたりして、それの設定メモを置いておきます。

設定方法

通常のスイッチングハブとして使うならば、特に設定必要ありません。
ジャンボフレームの有効化のためシリアル接続またはLAN経由のWebやtelnet接続により設定が可能。
LAN経由での接続のためにはハブのIPアドレスを設定する必要があり、一番の初期設定はとにかくシリアル接続のみでの方法となります。

シリアル接続での設定

Windowsマシンのノートをハブの近所に持っていってシリアルとケーブルで接続をします。自分はWindowsXPにインストールされているハイパーターミナルで接続。「アクセサリ」の「通信」内にあります。接続設定はマニュアルを参考
接続後、ハブの電源を入れるとコンソール画面が流れ、初期設定の画面となるので、ここでハブのIPアドレスが設定可能となります。
初期設定のユーザー名「admin」、パスワード「admin」。
そのままシリアルやtelnetによりコマンドによる設定も可能ですが、マニュアルを読むのが面倒なのでWeb経由での設定をします。

Dell OpenManage Switch Administrator

以下Systemでの設定。まずは時刻設定です。

General

Time Synchronizationにて、Clock SourceをSNTPに、Time Zone OffsetをGMT +9:00に設定。

SNTP

Global SettingsでPoll Unicast ServersをEnableに変更。
Serversで社内のSNTPサーバーを指定して、Receive Unicast Servers UpdatesとPoll IntervalをEnabledにしておく。
次にいよいよジャンボフレームの設定。

Advanced Settings

General SettingsのJumbo FramesをEnabledに。
この設定はハブのリセット後有効となるので設定を保存する必要があります。ハブで有効にしないままVMwareiSCSI本体のジャンボフレームを使うようにすると、iSCSIドライブへのアクセスに時間がかかったりvmfsの確保時にエラーとなります。これには少々はまりました。

設定の保存方法

SystemのFile Management内にあるCopy FilesにおいてCopy Configurationを実行。SourceをRunning Configurationに、DestinationをStartup ConfigurationにしてApply Changesを実行。
その後、GeneralのResetを実行。
ちなみに、設定した状態はFile Uploadで手元にダウンロードできます(ハブからのアップロードになるので、File Upload)。
テキストファイルなので内容の確認が可能で上記設定に関連するのは、

port jumbo-frame
ip address 10.200.xxx.xxx 255.255.0.0
clock timezone 9
clock source sntp
sntp unicast client enable
sntp unicast client poll
sntp server 10.200.xxx.xxx poll

なので、これらを後から手動で入力しても現状復帰できるようになるはず。