先日、AcerがGatewayを買収するとの報道がありました。これについては特に何の影響もないのですが、実は自分が始めて購入したAT互換機はGateway2000のマシンでしたから感慨深いものがあります。
もうかれこれ10年以上前、会社へ働きだして始めてのボーナスで購入したのを覚えています。その頃はGateway2000は日本に本格参入しておらず、アメリカへのFAXによる通販でした。その後、日本市場へ参入したり、社名をGatewayに変更したり、日本から撤退したり、再参入したりということがあったわけです。
自分の購入はNIFTY SERVEのFGATEWAYの書き込みなどを参考にFAXで見積請求と申し込み。かなりびびりながらのやりとりだったことを思い出します。本当に注文が受け入れられたのかカード会社に確認の電話をしてみたりもして。買った機種はタワー型のPentium 120MHz。当時はまだWindows 3.1だったなぁ。別途、日本語版のMS-DOSとWindowsを購入した覚えがあります。大きな白いタワーケースとか、キー入力を設定し直せるキーボードとか、なんかGatewayのマシンにはくすぐるものがあったのでした。
そのマシンは普通のPC部品で組み立てたもので、マザーボードや電源までも交換しつつ、その大きなタワーケースは長いこと使っていました。しかしATXが主流となった頃からさすがに流用できなくなり最後は粗大ゴミとなりましたけど。
当時はハードウェアの進歩が早く、いかに最先端の技術を投入したマシンを安く入手するか、というのがPC購入の動機のひとつでした。そんな点でメーカ品としてGatewayのマシンは結構いい線を行っていたように思います。しかし、Windows 98の頃からはどこのメーカやショップのPCを買っても機能も値段も同じような状況になってしまい、Gatewayは埋没してしまったのでしょう。今回の買収によりこの先どうなるかわかりませんが、Gatewayブランドが長続きするのはおもしろいかなと思います。