メールのフッター問題

 なんだか気持ち悪いなぁと思ったことがありまして。
 3月11日以降、企業のホームページへ行くとたいてい

このたびの東日本大震災により被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

といった感じのことが書かれていますね。被災された方がその会社のホームページを見ることがあるだろうし、そういった気持を表明するのは悪いことではないと思います。
 が、これがこの前、仕事で受け取ったとある担当者個人が出したメールのフッターに付いていたのでした。転送の転送メールでしたので、自分に直接宛てたものではなかったのですが、特に一般の方が目に触れないような普通のビジネスメールで、メール受信者の中に直接、地震の被害にあった人がいるとも思えない。まあ、あったとしても本人ではなく親戚や知人でしょう。そんなメールまで、自動的にヘッダーにこの文面を付けて発信するという無神経さ、世間ではこれがハヤっているようなので付けてみました。的なところが見え透いて気持ち悪いなぁと感じたのでした。
 いや、メールを出した本人は、すでに募金とかボランティアとかしているのかもしれませんよ。でも、やっているかと言ってメールのフッターで無差別にお見舞い表明するのは違うと思うんだよなぁ。任天堂、実はこっそり被災地に物資を送っていた。「適切な行動を黙って行うのが任天堂らしいと考えている」との記事を読んで強く思ったのでした。