なぜwu-ftpdなんかを採用したのか

 会社のサーバをSolaris 8から9へと変更しようとしてテスト中なのですが、一つ問題が出てきました。とあるメーカのネットワークスキャナからFTPSolarisへスキャナした結果を転送しています。Solaris 8では問題なかったのですが、Solaris 9へは転送できません。そのときのパケットを調べてみると、LISTコマンドでストップしている感じです。
 Windowsftpクライアントとか他のクライアントでは問題がないため、これはスキャナ側が悪いんだろうとメーカに言ってみましたが、Solaris 9が出る前に開発された製品なので動作確認されておらず、また動作保証できるOSではない。とつれない返事です。
 で、自分で調べてみました。LISTコマンドで止まってしまうのは、ファイヤーウォール内でのPORTコマンドが失敗し、PASV対応にしなければならない。というのがよくあるパターンのようですが、社内のLANでのことですので今回のケースは当てはまりません。そして、さらに調べてみると、Solaris 9のftpdは

  • wu-ftpdベースになった
  • LIST/NLISTコマンドでなんか問題が出ている
  • lsのオプションがおかしいらしい

とのことで、この辺が怪しい感じです。で、lsの動きは/etc/ftpd/ftpaccessファイルで設定できそうなので明日試してみます。