仮想マシンの移行作業

b3g2015-06-29
 会社の環境にVMware vSphere Essentials Plus 6.0を導入して、あとは仮想マシンを前の環境から移動するだけとなりました。しかし旧のVMwareのディスクはiSCSIで、新しいディスクはSASの共有で構成していてお互いに直接見ることができません。でもWindows Storage Server 2012NFS共有を作ってバックアップ先にしており、ここを新旧両方から見られるようにしてVMware仮想マシンを移動することにしました。
 移動に関してはこちらのページを参考にして、移動先のフォルダにまずはvmxファイルをコピー。ついでにvmxfファイルとnvramファイルもコピーしておきました。仮想ディスクに関してはこちらのページを。具体的には以下のような感じです。

vmkfstools -i /vmfs/volumes/iscsi/vm1/vm1.vmdk /vmfs/volumes/nfs/vm1/vm1.vmdk -d zeroedthick

ディスクフォーマットのオプションですが、あらかじめ実施したテストではzeroedthickにしてもthinにしてもそれほど時間が変わらなかったので、いつも使っているzeroedthickの方にしておきました。
 この休みに仮想マシンを止めてiSCSI -> NFS -> SASへのファイルのコピーを実施しました。thick確保で合計500GBぐらいのサイズでしたが平行してコピー作業して3時間ぐらいで完了。500GBを2回コピーしていて速度は約800Mbpsと、結構、いい速さだったのではと思います。
 コピーした仮想マシンのファイルは新しいvCenter Serverに登録しなおして、ついでに仮想マシンのハードウェアバージョンも11にして完了です。問題なく移行が完了しました。