先日VMware vSphere 6.5へ移行しまして、いろいろと使っているところですが、6.0からの大きな違いとしてあるのがvSphere Update Manager (VUM)がvCenter Server Applianceに統合されたというところです。今までのVUMはWindows Serverへ別途インストールして動いていたサービスで、うちの環境では遊んでいるWindows Serverがなかったので導入を見送っていました。
今回、vCenter Server Applianceを6.5にアップデートして初めてVUMが使えることに気づきました。VUMはWindowsでいうところのWindows Server Update Servicesと同じような仕組みで、VMwareではサーバ側でアップデートをコントロールすることになります。今まではいちいちVMwareのパッチページへ新しいのがないか見に行って確認していましたが、VUMによって自動的にパッチの確認、ダウンロード、適用までできるようになりました。
ドキュメントはこちらのページで確認できます。ざっくり触った感じではベースラインを定義して、それをクラスタなりグループなどに添付して管理するというところでしょうか。とりあえずデフォルトのベースラインがありましたのでホストへ適用してみました。まだ6.5になったばかりですので、パッチの適用はまだのようです。
仮想マシンにもベースラインを適用してアップデートの管理ができるようですが、うちの場合、仮想マシンの数が少ないことと勝手に仮想マシンを再起動されても困るのでこちらは対象外としました。
まあ、まだ実際にパッチが適用される段階でないので、そのときまでは様子見というところですね。