AMDの新しいCPU、Ryzenが発売となりました。発表後からその低コストと高パフォーマンスが注目されていて、自作PC界隈では久しぶりのワクワク感があります。今年初めに出荷が開始されたインテルのKaby Lakeはぱっとしないものだっただけに業界の活性化という意味でも期待が高まります。
早速、海外のCPUベンチサイトにも値が上がっていますので現在のメインマシンのi7-3770Kとともに参考にしてみました。今日現在の値と価格です。
CPU | Score | TDP | 価格(USD) |
---|---|---|---|
i7-3770K | 9548 | 77W | $449.00 |
i7-7700K | 12317 | 95W | $349.00 |
i7-7700 | 11042 | 65W | $314.99 |
Ryzen 7 1800X | 15875 | 95W | $509.00 |
Ryzen 7 1700X | 13385 | 95W | $399.99 |
RyzenはXの付かない1700もあるのですがまだリストされていないようです。1700Xに比べて性能は8%程度低いのですが、TDPが65Wで価格も8000円ほど安いものです。
こうやって比較すると7700K対1700X、7700対1700といった感じでしょうか。Ryzenの性能は結構いいことがわかります。現在まだ出たところですので品ぞろえや値段の点が気になりますが、様子を見て検討する価値はありそうです。
AMDのCPUというと、自分は過去にK6を使っていたことがあるのですが、そのころの印象としてはチップセットやドライバーなどトータルでマシンをみると安定性に欠ける感じでした。やっぱりマザーボードやチップセットから製造してスタンダードしてOS側の対応もされているインテルの製品に比べるとAMDは弱いなぁと。もう20年ちかく前の話なので現状どうかはわかりませんが、Ryzenが停滞感のあるPC市場に活を入れるのは間違いないので目が離せない状況になってきました。