Googleドライブをローカルにマウントして使う

 2020年初頭クラウドストレージをファイル同期ではなく、単純にネットワーク共有として使えないか考えて、MicrosoftのOneDriveとCloudMounterというソフトで試しにやってみたのですが、あまりにも遅くて使うのをあきらめた経緯がありました。
 最近になってGoogleGoogleドライブでアプリを導入すればローカルとの同期ではなく普通にマウントできることを知りまして、試しにうちのMacBook Proに導入して接続してみると、ファイルのコピーや呼び出しがそれほど遅くないです。これなら使えると判断してGoogle Oneの200GBまでの有料オプションを年額3800円で購入しました。
 今調べてみるとMicrosoftのOneDriveも現在では普通にネットワーク共有で使えるんですね。個人向けGoogleドライブは2021年後半から可能になったようです。
 クラウドストレージを使う理由はMacBook Proの写真と音楽ファイルを削減することです。
 写真はMac付属の写真アプリの使用をやめて、Googleフォトに移行することにしました。今ある2万枚以上あるファイルを、写真アプリですべての写真を元の形式のまま書き出して、一気にGoogleフォトにアップロードしたら残り10%ぐらいの枚数でエラーとなったので、改めて1000枚ぐらいのグループに分けて登録しなおしました。一応、Googleフォトでは、同じファイルをアップロードしようとしても即座にスキップされるので、重複してても時間的に楽です。おそらくアップロード時にブラウザ側で写真ファイルのチェックサム値をとって、すでにアップロード済みのものと比較しているんでしょう。
 使いはじめて知ったのですが、Googleフォトに保存したファイルで容量は確実に使っていますが、Googleドライブからは見られないんですね。
 昔iTunesと呼ばれていたApple Music Appの音楽ファイルですが、これはローカルのホームディレクトリにあるMusicフォルダーを

% cp -a ~/Music/iTunes/iTunes Music/Music ~/Google Drive/マイドライブ

のような感じで普通にコピーするのみです。80GBぐらいあったので時間はかかりましたが、それでも数時間で完了しました。コピー完了後問題なさそうなことを確認してからローカルのファイルは削除です。
 ミュージックアプリではファイルの場所が変わったので今までの情報が効かずファイルが見つからない状態になります。いったんすべての曲を登録だけ削除して、環境設定でミュージックのメディアフォルダの場所をGoogleドライブに指定しなおして、一気に再登録して使えるようになりました。再登録したのでアーティスト名などからのスマートプレイリストは元に戻りましたけど、手動で登録していたプレイリストは再度、いちから登録し直しです。これ、アプリ内部のデーターベースファイルでファイル位置情報を一括変換すれば大丈夫なような気もしますが、方法もわからないので今回はプレイリストの整理も含めて再度登録しました。
 これでMacBookの空き容量がかなり増えました。次、買うときは1TBぐらいのサイズが必要かと考えていましたけど、Googleドライブと併用できるなら500GBもあればじゅうぶんです。
 あとファイルのバックアップについて、Googleフォトの写真はオリジナルのファイルが家のサーバー内にあるのでいいのですが、音楽ファイルはGoogleドライブにあるのみなのでバックアップが必要です。Googleドライブのバックアップについてはまた別の日に書きます。