systemdの249.11-0ubuntu3.10でネットワーク起動時の不具合

 先日Ubuntu 22.04のsystemdのアップデートがありまして249.11-0ubuntu3.10になってからのトラブルです。
 VMware上の仮想マシンの起動中、ネットワークの設定付近で、

A start job is running for Wait for Network to be Configured

と出てカウントされる2分間待たされる現象です。起動が完了すれば問題なし。アップデートでネットワークの設定が飛んだのかな、と/etc/netplanのファイルを見ても問題ないようで、上記メッセージで調べると以下の記事に当たりました。

rohhie.net

 しかしうちではnetworkctl status -aの結果が

State: routable (configured)

となっています。
 結局はsystemd-networkd-wait-onlineサービスが失敗して制限まで待ちの状況になっているようです。解決にはsystemd-networkd-wait-onlineの設定を変更するなどして回避する方法が紹介されており、その方法で無視するネットワークデバイスを指定するか、タイムアウト時間を短くするかと、やってみようとしたところで、いやいや待て待て。そもそもsystemdアップデート以前は問題なかったので、今回のバージョンのみの不具合じゃないか。と調べてみると以下のようにすでに報告ずみのバグでした。

bugs.launchpad.net

 近いうちの修正が期待できそう。しないでいい追加設定はめんどうを呼ぶだけですし、まあひんぱんに再起動しないマシンなので、とりあえずはしばらく放置しようと思います。