シャーペンの替芯って各社から各サイズ出ているけど、芯の正味の体積あたりで計算するとどのメーカーのどの太さがお得なんだろうと気になったので調べてみました。実際には、太さや硬度によって書ける長さが異なってくるので、どれがお得かは実際に書いた距離を測るのがいいと思うのですが、ここでは1ケースに入っている芯の体積あたりの価格とします。
アマゾンの売れている上位のメーカーおよび各社のサイトでいちばん代表的であろう替芯のブランドを以下のように選んでみました。
芯の太さとして0.2mmからありますが自分が使う0.3、0.5、0.9、1.3mmを比較。1本あたりの長さはどれも60mmで、価格は税別の定価。計算間違いしている可能性がありますので念のため。
まずは0.3mmから。
メーカー | 本数 | 体積 mm3 | 税別定価 | mm3あたり単価 |
---|---|---|---|---|
ぺんてる | 25 | 106.029 | 200 | 1.89 |
パイロット | 20 | 84.823 | 200 | 2.36 |
三菱鉛筆 | 25 | 106.029 | 200 | 1.89 |
コクヨ | 15 | 63.617 | 230 | 3.62 |
入本数にばらつきがあり、コクヨは定価で高いので、ぺんてるや三菱鉛筆と比べて倍近い差になっていますね。そして細いと体積がないせいか他の太さに比べてかなり割高です。
次は最も標準的な0.5mm。
メーカー | 本数 | 体積 mm3 | 税別定価 | mm3あたり単価 |
---|---|---|---|---|
ぺんてる | 40 | 471.239 | 200 | 0.42 |
パイロット | 40 | 471.239 | 200 | 0.42 |
三菱鉛筆 | 40 | 471.239 | 200 | 0.42 |
コクヨ | 40 | 471.239 | 230 | 0.49 |
いちばん売れているボリュームゾーンの0.5mmが芯の量あたりのコストがいいかと思っていましたが、以下の0.9mm、1.3mmの結果からそうでもないようです。
0.9mmは
メーカー | 本数 | 体積 mm3 | 税別定価 | mm3あたり単価 |
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ぺんてる | 36 | 1374.133 | 200 | 0.15 |
パイロット | 36 | 1374.133 | 200 | 0.15 |
三菱鉛筆 | 36 | 1374.133 | 200 | 0.15 |
コクヨ | 25 | 954.259 | 230 | 0.24 |
メーカー | 本数 | 体積 mm3 | 税別定価 | mm3あたり単価 |
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ぺんてる | 10 | 796.394 | 200 | 0.25 |
コクヨ | 10 | 796.394 | 230 | 0.29 |
とまあこんな感じです。0.5mmに比べて0.9mmの単価が半分以下となっているので、実際に使ってみて同じぐらいの減り方なら太いほうが塗りつぶした面積に対して断然お得です。0.3mm、0.5mmは独自路線のコクヨを除けばだいたい同じ本数になるので単価は同じ。あとこれで実際には店頭価格になって、3個パックとかもありますのでどれがお得かはその時々でしょうか。