仮想化ソフト

b3g2006-06-16
 会社で使っているものの中でWindows 2000まででしか動かないソフトがあります。元々95、98、NTまでしか保証されていないソフトであり、試しにXPで動かすとエラーとともに落ちてしまいます。XPの互換機能を使ってもダメです。今はまだ 2000マシンが現役でいいのですが、今年辺りからこの辺のマシンがリース期間を終わるようになって、なんか使い続ける方法はないかなぁと考えていました。
 そこで、ふと思いついたのがVMwareを使う方法です。これならば最新のマシンに古いOSを入れて使える。そういうのを目的にするのがVMwareの売りのひとつ。そういえば以前、VMwareのServer版が無償になったな。というのを思いだし、早速ダウンロードしてみました。サーバ版を動かすにはシリアル番号が記入されたメールが届くのですが、こいつがメールソフトのフィルターによってspam扱いされてしまったのは、インストールするまで気づきませんでした。メールソフトによると

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がまずいキーワードとのことです。なるほど。まあそれはおいといて、Windows XPへのインストールは問題なく完了。で仮想化PCにインストールするOSはNT 4.0を選びました。これも特に問題なく完了。驚いたのが、昔NTをインストールしていた頃の記憶と比べて、インストールにかかる時間がかなり短い。4倍ぐらい速い。といった感じです。昔のPCと今のPCなので速くなっていて当たり前なのですが、仮想化されたPC上でもこれだけ速いとは思いませんでした。
 で、問題のソフトウェアもインストールして実行してみたら無事に動きました。これ、ひとつ懸念材料がありまして、Sentinelのパラレルポートにライセンスデバイスを差すタイプのやつで実行時のライセンスを制御しています。しかしこれもゲストOS上で問題なく認識されて実行可能。ここまで万全に動くとは驚きです。恐るべしVMware
 速度的にも十分でした、現行Windows 2000で動かしていたのと、VMware上と比べて同じかちょっと速いぐらいです。まあ

Windows 2000 Pentium 4 1.8GHz 512MB
VMwareホスト Pentium 4 3.6GHz 3072MB

と、PCの性能も倍以上なので、仮想化PCで半分の性能が出ていると考えれば納得です。正直、ここまで速いとは思っていなかったのでこれは予想以上に使えるなぁという感じです。これだけ性能がいいと、他に仮想化PCをどんどん作ってやろうとも思いますね。あとはHDDの容量次第ですか。