さらばPC NetLink

 今日、会社でSolaris上のPC NetLink 2.0によるNTドメインからWindows Server 2003へのアクティブディレクトリへの移行を実施しました。ドメインと言っても、管理しているPCの数が20台程度ですから半日作業ぐらいです。でもトラブルなしってわけでなく、いろいろと問題がありました。
 まずひとつ目がWindows XPのログオンに異常に時間がかかるようになってしまったこと。クライアントのOSが2000では問題ないのに、XPにおいて「個人設定を適用しています」のところで長いこと止まったままになります。ネットで調べると、まさにこれなのですが、ここのリンク先によるとXPのSP1より前のWebDAVによる問題のように受け取れます。うちのPCはSP3まで適用済みなのに。結局WebClientサービスを無効にしても解決しませんでした。どうしたもんかなぁ。と、このタイムアウト待ちみたいな停止は、名前解決かもしれないな。と思い立ち、DNSの設定をすると問題なくスムーズにログオンできるようになりました。
 アクティブディレクトリのドメインサーバではDNSへの参照が必須とは知っていたのですが、クライアント側もやっておいた方がいいみたいですね。
 ふたつ目がSolaris PC NetLinkを最終的にはPDCから普通のメンバサーバにして、アクティブディレクトリ内のドメインへ参加するようにしました。が、これの共有設定がなんかおかしいんですよね。まあ、前のNTドメインの状態から、ADのドメインへ変わっていますから、アクセス権などは設定をやり直すのが当然なのですが、ちゃんとAD環境にあわせて設定し直してもアクセス権がおかしいフォルダがあるのです。
 このPC Netlink。NT 4.0 SP3以前の互換性しかありませんし、x64版のWindows XPWindows Server 2003から接続できなかったり、なんだかんだとあわなくなっている面があるのでしょうがないのかもしれませんけど。アクセスできるフォルダもあるのでなんか設定できそうな気もします。今日は時間切れでここまででした。また来週いろいろやってみます。

6/4追記

 結局、Windows Server 2003ドメインではダメだと判断し、PC NetLinkは退役となりました。