openSUSEでのPowerChute Business Editionのメモ

 会社にある数台のサーバーにはopenSUSE 10.3を入れて、そのサーバーには念のためUPSAPCSmart-UPS 1500をつなげています。これにはPowerChute Business Editionという管理ソフトが付いているのですが、昔買った当初は使っていたものの、自動で電源OFFが必要なぐらい停電になることもないし、ソフトがサーバーに常駐して資源を消費するしで、ちょっと前から使わなくなってしまっていました。
 まあ、自分が手に届く範囲でいる分にはそれでもいいのですが、最悪の停電が留守中とかにもし起こったとき、ちゃんと電源を切れないとマズイなぁと思い直し、最近になって再び導入してみました。Linux向けのエージェントはrpmとbinのどちらかのインストールパッケージがありますが、binのJavaを使った方は文字化けしますので、rpmを入れてみました。インストール後、

# /opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh

を実行。これでPowerChuteのコンソールからサーバーを確認、設定できるようになりました。
 しかし、再起動するとPBEAgentが実行されていません。マシン起動後、手動で

# /etc/init.d/PBEAgent start

とするとちゃんと常駐します。/etc/init.d/PBEAgentへ/etc/init.d/rc2.dからとかリンクはきちんとされていますし、

# chkconfig --list PBEAgent

を実行してもPBEAgentはonとなっているのに。そういえば、SUSEはrc.dファイルの書式に特徴があって、決められた通りに書かないといけなかったような。めんどうだなぁ、他の人はどうしているんだろう。とネットで調べたらAPC本家の以下のページがヒットしました。
 PowerChute Business Edition v7.0.5のデーモンがSUSE Linux Enterprise 10にて起動しない問題の回避方法で、SUSE Linux Enterprise向けとありますが、openSUSE 10.3でも効果ありました。具体的には、/etc/init.d/PBEAgentに以下の2行を追加して、

# chkconfig: 2345 99 99
# description: PowerChute Business Edition Daemon

# chkconfig --add PBEAgent

とコマンド実行で登録。とのこと。これで問題なくマシン起動時に実行されるようになりました。
 あと、上記ページにあるのですが、SUSE Linux Enterprise 10ではインストールはrpmパッケージのみがサポートされるとのこと。Red Hat Enterprise Linuxもそうみたいですし、Linuxではbinでインストールしないのが正解なのかもしれません。