先日、車のタイヤホイールを取り付ける際に使用するトルクレンチについていろいろと調べました。個人で使用するには3000円台の安いもので十分だけども壊れたらすぐ買い直すぐらいの感じで、ちょっと背伸びしてトーニチの15000円ぐらいのものを。との結論になりました。
その後さらに調べていますと、デジタルのトルクレンチはどうなのかという点に行き当たりました。自分で調べた感じではデジタルの良さはアナログ品と比べて可動部品が少ないので経年劣化や故障が少なそうという点です。従来のトルクレンチは設定したばねの荷重でトルクを測定しており、ばねや部品の劣化が起こりうるのですが、デジタルはひずみゲージの値を表示するだけなので可動部品がありません。あるとすれば電子部品が水や油で傷んで壊れるというところですかね。プロの人はアナログの手にショックが伝わる感覚で作業しているのでやりやすいと思いますが、自分のように年に数回使うだけならデジタルで数字を見たの方がわかりやすいと思います。まあデジタルのはKTC にしてもトネ にしても40〜200N・mのものは25000円から38000円とかなりします。素人が入手できる範囲ではないということで除外していました。
そんな中ソケットとハンドルの間に接続してトルクを表示するアダプターが価格もそこそこであるのを知りました。ストレートのもの が20〜200N・mで6000円弱。大橋産業のが 40〜200N・mで6000円ぐらい。トネのが 20〜200N・mで9500円ぐらいです。あと とか。ハンドルが別途必要となりますがこれなら手が出せる価格です。
アダプタータイプのデメリットは接続部が増えるのでその部分での誤差が増えるということ。荷重の支点と作用点がアダプターのサイズぶん離れるので、締めやすさとトルクの精度の点で不利といったところでしょうか。トネからは販売されていますがKTCやその他有名ツールメーカーから出ていないところみると、プロ向けではなく一般ユーザー向けの商品なんでしょう。トルクの正確さはそれほど気にしないので個人が使うのに簡易なトルク測定としていいのではなかと考えています。