ブラウザでネット接続できるのにWindows 10でインターネットアクセスなしと表示される問題

 先日のOS入れ直しの続きです。
 別のPCの環境を再構成で社内のPCなのでプロキシ経由でインターネットアクセス可能にして、その設定でブラウザを使ったインターネットのホームページは見られる状況になっていました。しかし、タスクバーの通知領域のアイコンでは、インターネットアクセスなしと表示され、AdobeCreative Cloudでもインターネット接続なしとされてアプリの導入ができない問題が発生です。PC再起動後すぐはインターネットアクセスありの状況なんですが、1、2分でなしの通知となってしまいます。
 ブラウザでホームページを見るだけならいいんですが、Adobe CCが使えないのはマズイので解決方法を探しました。検索するとDHCPDNSの設定やWiFiがどうとかのページがありますが、それではないんですよね。OSを入れ直す前まではこの設定で特に問題なく使えていたわけですから。日本語キーワードの検索ではダメっぽいので英語で検索してこちらのページに行き当たりました。

community.spiceworks.com

 デバイスマネージャーでネットワークアダプターの、IPv4チェックサムのオフロードと、リンクを待機を無効化せよとのこと。問題のPCはIntel Ethernet Connection I219-LMがネットワークアダプターでそのプロパティの詳細設定からIPv4チェックサムのオフロードを無効に設定。これで問題は解決したようです。リンクを待機のほうは設定を変えても変化がなかったのでデフォルトのままとしました。
 IPv4チェックサムのオフロードなんですが、その名の通りパケットの整合性を計算することなんでしょう。無効化しても特に問題はないようです。なぜこれがインターネット接続の判定に影響があるかなんですが、うちの環境ではプロキシを通しているのでそのへんでパケットの整合性に影響があるのかもしれません。それが今回のOSの入れ直しで過去の状況から変わって有効がデフォルトになったと推測されます。