Aterm WX7800T8を購入

 うちのWi-Fiルーターは2年半ほど前に購入したAtermのWX3000HPでWi-Fi 6に対応しているものの最近の6Eには未対応となります。で今年購入したM2 MacBook Proが6E対応とのことで6E対応のWi-Fiルーターを導入すれば速度改善があるかもと、ルーターの交換を検討しました。
 結局うちの実績からNECのAtarmとなるのですが現状1年前に発売されたWX11000T12WX7800T8のどちらか。WX11000T12は4万円を超すハイエンド機で有線LANも10GB対応と、うちの1GB LAN環境にはオーバースペックです。ということでWX7800T8を選択。ヨドバシカメラで22000円ぐらいでした。

 届いてWX3000HPと交換です。ブリッジモードで、SETボタンを押しつつ電源を入れるとACTIVEランプが橙色点滅してhttp://192.168.1.210に接続できるはずなのですができません。何回か試してもダメで、ふとWANポートにLANケーブルをさしているけど、これはルーターモード専用でブリッジモードでは4つあるLANポートのどれかなのかもと、そちらに刺しなおすとつながるようになりました。どうもFAQっぽいですね。いったん接続できて、WX7800T8のIPアドレス設定が完了すれば、WANポートへLANケーブルを接続してもだいじょうぶなところは不思議ですね。
 Web設定のデフォルトパスワードは本体底面にあるので、それでログインして設定します。無線LANはデフォルトでメッシュ中継機脳が有効化されていて、これだと5GHzのWi-Fi設定を2.4GHz、6Ghzで共用する形、すなわち5GHzの設定のみが生きるようになります。とりあえず、ここはこの設定で運用することにしました。
 なんか無線LAN設定のときに、例えば5GHzで設定して、次に2.4GHzか6GHzの別の周波数で設定しようとすると操作中とかの表示が出て、設定が反映できない問題がありますね。いったんログオフしてログオンしなおすと設定できるようになりますが挙動が不安定です。これはファームウェアを最新の1.3.2にしても起こりました。
 かんじんの速度ですがMacBook ProWi-Fiルーターを無線で、ルーターから1GB有線でUbuntuマシンに接続してそこからrsyncで2GBぐらいのファイルをダウンロードしたときに表示されるbytes/secの値から3回測定して平均を計算しました。その結果、

WX3000HP    831Mbps
WX7800T8    862Mbps

と、ほぼ変わりない結果でした。有線が1GBなのでこの辺が上限なのかもしれません。有線でなく無線同士で接続しないと性能の上限まで発揮できないですね。
 すなわち家内のLANが1GBではWi-Fi 6Eは活かしきれない結果となりました。5GHzのWi-Fi 6でじゅうぶんです。ただし5GHzも混雑がとか言われるようになってきているので、端末が増えると6GHzを使えるメリットがあるのかもしれません。