AppleシリコンのM2 Macでホームディレクトリをリストアする

 この前うちのM2 MacBook Pro

% cp -a ./folder ~

とコマンドを実行する前になって、~/folderがすでにあるのでこっちを消しておこうと編集したつもりが

% rm -fr ./folder ~

なんて実行してしまい、自分のホームディレクトリ全削除。直後、消えないファイルがあるとのメッセージで異常に気づいて止めたんですが、いくらかのフォルダとファイルは消えてしまいました。
 Time machineでバックアップがあるのでそこから復旧です。ドットから始まる見えないファイルやフォルダも元に戻すので、Shift+command+.キーで見えるようにしてからTime Machineバックアップをブラウズ。ホームディレクトリ全部を元に戻したかったのですが、一部ファイルが使用中とか、特に~/Libraryフォルダが重要なんですが完全に戻すことができません。当人がログイン中は制約がありますね。
 中途半端にファイルを復元してもよくないな、ということで、システムの復旧を起動してTime machineから全体を戻すしたほうがよさそう。と復旧モードで起動しようとしたのですが、起動時commad+Rと押してても普通の立ち上げとなってしまいます。ネットで調べるとだいたいこの方法しか出ないんですが。更に調べてAppleシリコンでは別の方法であることが判明しました。起動時に電源ボタン押しっぱなしです。長年command+Rでやってきたので変わっているとは思いもしなかったです。
 最初、このまま押し続けるとのメッセージが出て今だとボタンを離したらリカバリモードに入らずメッセージが出ても押し続けることが必要でした。
 ともかく復旧を進めて、はじめて知ったのですが通常思い描いているバックアップ先の外部ディスクのTime Machineのほかにローカルに24時間ぶんのスナップショットがあってMacBook単体でバックアップから戻せること。またスナップショットなので変更されたところのみ適用されるので、ものの数分でリストア完了しました。これは便利。最悪SSDの全リストアを想像していましたから。
 再起動かけて、起動していたアプリまでもその時の状態で元に戻りました。これがOS標準でできるのはWindowsにない利点ですね。