auをやめる経緯

　現在の携帯電話は6年前に機種変更したauのiida G11。仕事では使わないし、出先のネットはフレッツの光ポータブルLTEにNexus 7かHPのStream 11なのでもうホントに緊急用の持ち運んでるのみで毎月の支払いも1335円です。バッテリーパック を交換すればまだまだ使えそうなのですが、2年縛りの更新時期を迎えauとの契約自体を見直してMVNOへ移ろうと考えています。端末はAppleのiPhone 8 Plusを注文して入手ずみ。ちなみにG11のバッテリーパック、auは品切れですがアマゾンとヨドバシカメラではまだ入手可能ですね。
　iPhoneを使うならそのままauかドコモやソフトバンクというのがまず普通の考え方なんでしょうが、スマホになってからの料金設定がどうもなじめません。機種代金のローンと毎月の通信料とキャンペーンがごっちゃになっていて、例えばiPhone 8 Plusでこちらのページによるとauピタットプランの月1GB以内で24ヶ月の支払い総額が125,232円とのこと。ただしアップグレードプログラムEXに加入が必要でこれは48ヶ月のローンを半分の24ヶ月ぶんにする代わりにその24ヶ月後に機種変更が必要になるので2年縛りに合わせて機種変更まで縛るというもの。いわばローンというよりリースでしょうか。2年で機種変更する人にとってはいいかもしれませんが、自分はそこまでスマホに求めていません。同じ端末を長く使うと支払総額が増えるのはどうも受け入れがたいです。そこは従来のデータ定額向けの毎月割もありまして、これは端末料金が毎月2,670円、24ヶ月間割り引かれるもの。ニュースで実質何円とか言われているのはこの値段ですね。データ定額かLTEフラットが加入条件ですので毎月の基本料金は高めとなってしまいます。3GB定額24ヶ月で総額17万5千円ぐらいでしょうか。
　そしてここが一番の問題点ですが、携帯ショップの抱き合わせ商法とか聞くとだまされるのではと近寄りたくない印象です。家の光回線もタブレットも使わないアプリも必要ないんです。料金のわかりにくさと納得のいかなさ。携帯業界全体がすっかりあやしいというか素人には近づけない感じですよね。
　車を新車で買うときに半額にします。他社からの乗り換えは現金をプレゼント。ただし月々のガソリン代が使っても使わなくても毎月固定50Lで4万円になります。50L以上使う場合は別途費用が必要。1日の走行距離が200kmを超えるとその後3日間は時速40km以上出せません。ラジオの選局は決められた局のみ。エンジンをかけるたびにオトクな情報が2分間音声で流れます。次回車検で新しい車に買い替えが必要です。と言われるとちょっと待てと思います。まあ今の世間では自家用車においてもこういうのでいいと思う人が大半なのかもしれませんが。所有するために購入したものをコントロールできないのでは買ったんではなくて借りているだけでなんと不自由なことか。おまけに行動まで制限されるのは不幸だと思うのですが。
　そこでMVNOの登場です。各社スマホ本体ありのプランもありますが、主はsimカードのみの販売。加入時のキャンペーンはそれぞれあるようですが、契約コースもわかりやすく必要最小限の内容です。価格は安いしショップでだまされる心配もありません。まあ速度はそれなりなので日々の作業がスマホメインの人にはやっぱりMVO各社で月6千円以上とかになるんでしょう。しかし自分のようにサブの使用目的ならMVNOは魅力ですね。そこにはよっぽど自由があると思います。
　費用はiPhone 8 Plusが9万6千円。MVNOの音声付き3GBでだいたい毎月1,700円ぐらいでしょうか。24ヶ月の合計でおよそ137,000円となります。対してauのピタットプランとEXでは1GBまでなら上記のように125,000円ぐらいと安いのですが、これはiPhoneがリースとなっているからで、EXをなくすと16万円以上となります。EXなしのデータ定額でも17万円ぐらい。端末を所有するのを前提だとやっぱりMVOであるauはかなり高いです。
　すなわち2年で機種変更して日々スマホメインで使っているのでそこそこ速度は必要ならMVO。端末は自分で用意する。それほど速度は必要ないので月額はなるべく安くならMVNOという当たり前の結論ですかね。自分は心情的に携帯代に月2千円以上も払うのが高いと感じるので最初からMVNOなんですが。