Ryzen 7 3700Xマシンを自作する

 7月にAMDのCPU Ryzenの新製品が発売されまして、その性能からRyzen 7 3700Xあたりでほしいと思いつつも、いつものサイコムではOSなしで10万円ぐらいからと結構します。久しぶりに自作とも考えましたがどうしようかと思案中でした。
 そんな中、今月はじめにネットをうろうろしていてアマゾンでASUSのB450マザーボードがセールで7600円ぐらいで売り出されており、マザーボードがこの値段で手に入るなら自作にして、一度にそろえるのではなく買えるパーツからひとまず集めるかと徐々に手配をはじめました。
 そして今月末にかけてそろえたのが以下のパーツです。

 最初にマザーボードSSDをアマゾンで買って残りはいつものヨドバシカメラで分けて注文しました。
 SSDはOS用に値段で選択。ビデオカードは映ればいいのでこれも値段とランキングから。メモリーRyzenでは気をつかうところですがネット情報をたよりに動作してそうで安いものを。届いたのはネットの情報どおりMicronのCT8G4DFS8266.M8FEでした。CFDのは今回たまたまMicronの2枚組だった可能性がありますのでこれから購入する時には注意ください。まあ昔のRyzenほどメモリーの相性問題はないようですけど。
 電源とケースはこれも値段とランキングから。ビデオカードに補助電源がいらないので550Wぐらいで大丈夫だろうとの判断です。ケースも3000円とかなり安いのですがYouTubeをはじめ評判がいいです。最後にCPUを購入。ヨドバシでは10%ポイントとはいえアマゾンとかの値段43000円ぐらいと比較して支払う金額が大きいのでホントはアマゾンで買いたかったのですがアマゾンの直接扱いでは在庫なしだったのでヨドバシとしました。
 以上、ポイント還元を引いて合計75000円ぐらい。ハイエンドPCがOSなしとはいえこの値段で入手できれば満足です。
 これで全てそろったので組み立てです。必要なのは2番のプラスドライバーとSSDを固定するのに小さいプラスドライバーぐらいですかね。ケースは評判どおりいいものでした。microATX向けにしてはちょっと大きめですが、そのぶん配線がしやすいです。昔の安いケースといえば金属端面の加工が悪くて組み立て中に手を切ったりということもあったのですが、このケースはそれがなく端面もちゃんと処理されています。さすがのベストセラー。ただしマザーボードを固定するベースを2ヶ所追加で付ける必要があって、それはケース付属のベース部品で足りたのですが、ケース側のねじ穴が雑加工で回し込むのがスムーズにはいきませんでした。
 あとは特に問題なく組み立て。CPUクーラーの固定レバーが固くて、これ折れるんじゃないかと思いましたがなんとか固定できました。そうそう、マザーボードを固定してあらかた組み立て終わってから気づいたのですが、端子面バックパネルでUSB3.1ポート内にバックパネルの押さえのばねが入り込んでいました。このままではこのポートに刺せません。ばらすのもめんどうだったのでバックパネルを壊す覚悟でこじってなんとかばねを端子外にもっていけましたけど、こういう経験が自作ならではですね。組立作業は2時間かからなかったです。
 そして電源を入れて、最初のBIOS画面が出るまでちょっと間がありましたけど問題なく起動。B450マザーボードということでCPUの対応状況も心配のタネだったのですが、アマゾンのレビューで対応済みBIOSになっているとの書き込みがあったことと箱にAMD RYZEN 3000 DESKTOP READYのシールが貼ってあったのでこのへんはクリアになっていました。
 最初の電源ONでCPUやメモリー、HDDなど認識されているか確認。そしてインターネット経由でBIOSのバージョンアップ。そのあとOSもなにもないままMemTest86を実行してエラーがないのを確認できました。
 OSはCentOS 8を導入。8の導入は初めてでしたがインストール画面はCentOS 7とそれほど変わってないのでスムーズにいけました。LinuxRyzenといえばSystemdの問題があったのですが、すでに対応されたのかうちの環境では問題なしです。最後にPrime95を24時間走らせて問題なければ普通に使っていこうと思います。
 YouTubeRyzen 7 3700Xで検索すると時期も同じで上記構成に近いところで自作されている方がいらっしゃいました。似たようなことを考える人は多そうですね。

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