次の高性能CPU導入に向けてのメモ

 計算用のサーバーの更新時期が近づいてきました。前回導入時も検討しましたが、計算のパフォーマンス優先のため今回もコア数よりクロック数が優先されます。
 で現状、x86サーバー向けのXeonの高クロックモデルは、Gold 6334が8コアでベース3.6GHzとなります。
 この5年でサーバー向けCPUで変わったことといえば、AMDのサーバー向けCPU、EPYCの登場があります。RyzenベースのCPUはクロックよりもコア数の多さに注目されるように思いますが、コア性能を上げたモデルも存在しまして、7003世代EPYCは4桁のモデル型番のうち10の位にFがついたものが該当します。こちらもクロック数に注目すると72F3が8コアでベース3.7GHzになります。
 実際のCPU性能ですが今日現在GoogleでSPEC CPUの結果を検索すると以下のようになりました。

SPECrate 2017_fp_base SPECrate 2017_int_base
Xeon Gold 6334 181 128
EPYC 72F3 243 185

 サーバー機器、メモリー等違いはありますが、一応両方とも2CPUの16コアでの結果となります。これは圧倒的にEPYCが高性能ですね。あとは価格次第といったところですが、CPU単体の値段としてはそれほど違いはないようです。まあサーバー本体として全体の構成ではどうなるかはわからないですが、ここにきてAMD EPYCシステム導入への方向が高まってきました。