M2 MacBook Proを導入した感想

 うちに最新のApple M2 Pro MacBook Proが届いて1週間がたちました。使ってみての感想となります。
 はじめてのApple Siliconですが、主に使うChromeVSCodeはこれ用のバイナリーがあるので移行後も問題ありません。ただし悩んだのが日本語入力でした。いつものGoogle日本語入力は数年前からバージョンがあがっておらず、Mac向けもIntelバイナリーしかありません。なるべくApple Silicon純正の環境を維持したかったのでGoogle日本語入力ではなくOS付属のことえり改め日本語入力プログラムを使ってみたのですが、どうも指に合いません。文節長さの変更とかキーボードショートカットキーが独自なのに加えて、文節の確定するショートカットキーが存在しないのが痛いです。変換キーを押さなくても自動で変換をすすめるのはなれの問題かと思いますが、自分としては文節を確定して次の文節にというリズムで入力しているので、これが阻害されると打ちにくいです。
 IntelバイナリーをApple Siliconでも動作可能とするRosetta 2によってGoogle IMEも動くことは知っていたので、最終的にApple Siliconのみの環境はあきらめてGoogle日本語入力をインストールしました。まったく問題なく使えています。

追記

 macOS純正の日本語入力プログラムの変換のしにくさですが、日本語ローマ字の設定で、Windows風のキー操作を有効にするとストレスなく使えるようになりました。したがって変換の賢さを除けばGoogle日本語入力は不要となっています。追記終わり。

 ライセンスの移行に手こずったVMware Fusion 13でのArm64版Windows 11もまだまだ開発途中という感じですかね。使っていて気づいたのですがファイルを大量にネットワークでコピーしてるとネットワークが切断される問題があります。仮想Windows 11を再起動して元にもどるのですが。なんとなくネットワークの設定をデフォルトのNATで使っているのがよくないような気がしてブリッジ(自動検出)に変えて使っています。こちらのほうがネットワーク速度も出ているように思いますし、大量コピーも問題ないようです。
 それとMacBook側でスリープから復帰したときに、仮想マシンWindows 11の時計がずれる問題もあります。数分放置するか、手動で時刻合わせすればいいんですが。ホストとの共有フォルダやクリップボードの共有ができないのも含めて、これは常駐VMware Toolsが提供されていないからなんでしょう。
 さすがにApple Siliconだけあって低燃費で負荷をかけてもファンが動いているかどうかわかりません。速さもそこそこいい。ただし、なんでこんなに筐体がごついのか。まず厚みと重さがすごい。前のMacBook Proより角ばっているのでさらにごつい感があります。メモリーからCPU、GPUまで集積されてマザーボードは小さくなっていると思うのですが、この太ったボディになにが詰まっているんですかね。バッテリーでしょうか。
 あと底面のゴム足がボコッと整形された部分についていて、これはダサいです。昔のMacは裏面もつるんときれいで、そこがAppleのデザインらしいところだったのですが、これでは普通のWindowsノートPCと同じですね。
 そしてうちのプリンターはブラザーのMFC-J960DN/DWNなんですがどうもArm版のプリンタードライバーはWindowsMacともにないようで、OS付属の標準ドライバーとなりそうです。印刷は年に数回なのでそのときに考えることにします。まあ、うちにある他のWindows PCから印刷してもいいですし。
 2018年のIntel MacBook Proからの乗り換えでしたけど、M2にしてびっくりするほどの速度向上とか嬉しさはないですね。自分は前のがもう5年になるので買い替えましたけど。安い買い物ではないのであまりあわてて移行しなくてもいいように思います。特にVMwareWindows OSを使っている方とか。