水冷CPUクーラーBXRTS2011LQ導入

 2年ほど前に購入したCore i7-960 (3.20GHz)のマシンですが、過去いろいろとホコリがたまって温度が上がって掃除をして温度を下げてのくりかえしでしたが、最近、またCPU温度が80℃を超えるようになってきました。CPUの冷却にファンを使っている以上、ホコリがたまるのはしかたないのですが、これから夏場に向けてこれ以上の温度上昇は避けたいところです。なにか根本的に対策をしなきゃな。ということで水冷クーラーを導入しました。
 インテルのBXRTS2011LQです。インテル Thermal Solution SandyBridge-E用 水冷FAN BXRTS2011LCCPUの水冷クーラーを調べてみたらいくつか候補はあったのですがインテル純正なら間違いが少ないだろうとこれに決めました。値段もそれほど高くないですし。アマゾンで6916円。ヨドバシカメラで7680円の10%ポイントで、あまり変わらなかったのでヨドバシカメラで購入。昨日、注文して今日届きました。
 早速、CPUクーラーの交換。あらかじめインストールマニュアル概要のビデオを確認してたので、それほど難しくはありません。ソケットによってネジの位置と長さが違う点を注意するぐらいでしょうか。うちのCPUはソケットがLGA1366なのでマザーボードの裏に支えの板を入れる必要があり、最悪、ケースからマザーボードを取り出さなければなりませんでしたが、幸い、ケースの外板をはずすと、CPU裏が直接見えるタイプのケースで、そこまで大掛かりな作業は必要ありませんでした。
 CPUのグリスも付属しているので便利。組み付けて動作確認して完了となりました。
 ずっと負荷をかけ続けた状態でsensorsコマンドで確認すると、以前は以下のように80℃以上あったCPUの温度が、

CPU Temperature: +82.0°C (high = +60.0°C, crit = +75.0°C)
MB Temperature: +37.0°C (high = +45.0°C, crit = +75.0°C)

coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +92.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 1: +90.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 2: +87.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 3: +89.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)

水冷クーラーにして以下のように50℃ぐらいと約30℃下がりました。コア温度でも30℃ずつぐらい下がっています。

CPU Temperature: +50.0°C (high = +60.0°C, crit = +75.0°C)
MB Temperature: +36.0°C (high = +45.0°C, crit = +75.0°C)

coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +60.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 1: +58.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 2: +57.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 3: +58.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)

 ネットで話題になっていた騒音の問題ですけど、まったく気になりません。CPUのファンがなくなって、もともとケースに付いていた12cmファンをラジエターとファンのアセンブリーに交換ということでファン自体はひとつ減った計算になります。ケース内でラジエターファンが青く光るのもムダな感じでおもしろいですね。
 これからの夏本番に向けて水冷がどの程度、効果あるのか見守りたいと思います。