ネットワーク共有上にVHDXファイルを作って仮想ドライブとし、Windows Serverバックアップの保管先として使う件ですが、案の定というか中にはVHDXの当初の見積もりが小さくて容量の拡大が必要となる場合がありました。
そこはソフトウェア上の仮想ドライブですので、容量の変更も簡単にできます。diskpart.exeコマンドで以下のように実行します。
C:\Windows\system32>diskpart.exe
Microsoft DiskPart バージョン 10.0.17763.1911
Copyright (C) Microsoft Corporation.
コンピューター: nameDISKPART> select vdisk file=\\server\share\backup.vhdx
DiskPart により、仮想ディスク ファイルが選択されました。
DISKPART> detail vdisk
デバイスの種類 ID: 3 (不明)
ベンダー ID: {XXXXXXXX-0000-XXXX-0000-XXXXXXXXXXXX} (Microsoft Corporation)
状態: 追加済み
仮想サイズ: 200 GB
物理サイズ: 200 GB
ファイル名: \\server\share\backup.vhdx
子: いいえ
親ファイル名:
関連付けられたディスク番号: 見つかりません。
と、ここまでselecxt vdiskで仮想VHDXファイルを選択して、detail vdiskで現在の状況を確認します。
次にexpandで拡張です。
DISKPART> expand vdisk maximum=512000
100% 完了しました
DiskPart により、仮想ディスク ファイルは正常に拡張されました。
DISKPART> detail vdisk
デバイスの種類 ID: 3 (不明)
ベンダー ID: {XXXXXXXX-0000-XXXX-0000-XXXXXXXXXXXX} (Microsoft Corporation)
状態: 追加済み
仮想サイズ: 500 GB
物理サイズ: 500 GB
ファイル名: \\server\share\backup.vhdx
子: いいえ
親ファイル名:
関連付けられたディスク番号: 見つかりません。DISKPART> exit
DiskPart を終了しています...
ボリュームの拡張
という具合にmaximumでVHDXファイルの最大サイズをMB単位で指定。最後にexitで終了。
次にVHDXファイル内のパーティションを拡大しますが、NTFSなので、他のNTFSディスクと同じように、ディスクの管理からパーティションを拡大して完了です。