Precision 3460にWindows11をクリーンインストールするメモ

 最近、デルのワークステーションPrecision 3460を導入しまして設定しています。まあ届いて接続すればWindows 11が起動して使えるようになるのですが、最初からデルのサポートソフトなどが入っていて、将来のバージョンアップの追いかけなどがめんどうなので、動作に必要なドライバー以外ない状態、素のWindows 11にするのがうちの流儀です。
 Windows 11のISOファイルはマイクロソフトが提供してくれているのでここから入手。いつものRufusでインストール用USBメモリーの作成完了です。最近のRufusではWindowsのインストールUSBを作るときにネットワーク必須の回避とかできるようになっていますけど、うちではドメイン参加して設定を続けるので特になにもしません。
 しかしWindows 11のインストール中、導入先のNVMeのSSDがドライバーがなくて見えない問題がありました。インテルW680チップセットのGen4なんですがWindows 11 23H2時点では、まだインストーラーにドライバーが対応されていないようです。
 ということで別途ドライバーを入手する必要があります。でもデルのサポートページではインストール用のストレージドライバーってリストされていないんですよね。ネットで調べるとHPのページですが解決法が公開されていました。インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジードライバーに含まれるとのこと。ありがたく参考にさせてもらいます。
 デルのPrecision 3460のサポートページから

インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー用ドライバーおよびアプリケーション

というのがありますので、ダウンロードして7zipで展開。

\production\Windows10-x64\15063\Drivers\VMD

のフォルダがドライバーとなります。これを別のUSBメモリーにコピーしておいて、あとはWindows 11インストール時にドライバーの参照でこのフォルダを選んでリストされる2個、

Intel RST VMD Controller A77F
Intel RST VMD Managed Controller 09AB

どちらを選択してもディスクは見えるようになります。複数のPCで、それぞれ選択してインストールしましたが、結果は両方とも導入されて同じでした。
 あらかじめ用意が必要なドライバーは以上です。あとはネットワーク接続を有効にしてWindows Update経由でチップセットやビデオ、オーディオなどのドライバーも引っ張ってきてくれてデバイスマネージャーで不明なデバイスなどなくちゃんと使えるようになりました。

追記

 本件、BIOSの設定でストレージのモードをAHCIにしておくとインストール時にドライバーは不要です。デルの工場出荷時にRAID onの設定にしているためRSTのドライバーが必要なのでした。