Dell Repository Managerでサービスの起動に失敗しているとき

 この前、うちのVMware Fusion上の仮想Windows 11マシンを再構成した引き金となったソフトですが、デルのサーバー関連のアップデートファイルをローカルに構築するDell Repository Managerを最新バージョン3.4.3にしてからでした。
 3.4.2は問題なく使えていたのですがDRM実行時にアップデートがあるよとのことで気安くアップデートすると3.4.3では以下のようなメッセージでDRMの起動に失敗するようになりました。

Service is not running. Start the DRM service and try again. Launche DRM after sometime if you have installed DRM or restart the system.

 Windowsを再起動してもだめで、結局バージョンダウンもアンインストールも不可の状況になった経緯となります。
 このままでは今後のアップデートが出たとしても困るので原因究明です。仮想Windows 11マシン環境をいちから作り直して、もとに戻せるよう今度はちゃんと仮想マシンのバックアップをTime Machineじゃなくフォルダコピーで実施してから、再度バージョンアップをやってみました。
 すると上記のメッセージとともに起動できない状況は変わらずで再起動してもだめです。ほぼまっさらのWindows 11 22H2なので環境のせいとも言い難いです。
 サービスが立ち上がってないとのことで、サービスの実行ファイルはどこなんだと、DRMのインストール先 C:\Program Files\Dell\Dell Repository Manager にあるDRMService.exeを実行してみました。これはサービスの状況が見られるツールとなっています。この中にログの保管先設定がありまして、C:\ProgramData\Dell\drm\log なんですがなにかヒントを得ようとアクセスすると C:\ProgramData\Dell\drm\ へのアクセス権がないとのことでメッセージが出てきます。ここで構わずアクセス権を得た時点で、ひょっとしてこのフォルダへのアクセス権がないのがエラーの根本かも。とWindowsを再起動してからDRMを実行すると今度は問題なく起動できました。
 ホントの原因の特定にはいたっていないのですが、Windows 11環境でのDell Repository Managerの起動に失敗するときは C:\ProgramData\Dell\drm へアクセスできるかどうかが鍵になっているかもしれないという話題でした。