Google日本語入力をMacで使う

 自分はATOK6ぐらいからのユーザーで、MacでもATOKを購入して使っていたのですがSnow LeopardにしてからATOK 2007が64bitアプリで使えなくなってしまいました。ジャストシステムとしてはそんな古いのはサポートできないので、最新版にバージョンアップしろということなんでしょうが、このために5千円もだすのもなんだかなぁ。と、最近はことえりを使っていました。でもATOKキーバインドに慣れ親しんだものとしては、controlとNで確定、Hでバックスペース、Iでカタカナ、KとLで文節移動とかができない、異なるキーというのはどうも歯がゆく、毎度、やりなおしつつ文字を入力していたのでした。
 このたび、Google 日本語入力がベータ版で発表されまして、GIGAZINEの記事によるとこちらはWindowsでの試用ですがATOKキーバインドも設定可能とのことで、これは期待できるかもと、早速Mac版をダウンロードしてインストールしてみました。
 Macでも環境設定のキー設定でATOKが選べられ、ざっと使ってみた感じ、自分の理想のキーバインドです。これだけでも使い続ける価値がありますね。
 で、その他の感想ですが、そんなにひどくはないのですが、なんとなく文字入力時に重い、遅い感じを受けます。
 あと、売りのサジェスト機能ですが、うざったいので、システム辞書からのサジェスト自動表示を有効にする。をOFFにして、入力時にいちいち出さないようにしました。入力履歴からのサジェスト自動表示はATOKことえりでも便利に使っていましたのでこちらは有効で。でもサジェスト機能が結構効きすぎて、ウィンドウがうるさい感はありますね。
 Mac OS Xの対応バージョンが10.5からなのもありますがGoogle 日本語入力は32bitアプリです。
 ちょっと気になったのですが、この日本語入力、変換する度にGoogleのサーバーにアクセスして候補を出しているわけではありません。辞書はあくまでもインストールしたPC内の辞書です。いや、Googleだと何でもネットワーク経由にしてしまいそうな感じを受けますが、そんな恐ろしいことはしていないようです。とりあえずtcpdumpで調べてみましたけど、それっぽいパケットは見当たりませんでした。こちらのFAQに記述されていますよね。
 辞書の賢さもいいですし、なんだか重い感じを除けば常用できるレベル。ホントに無料で使っていの? って感じですね。