Intel Processor Diagnostic Toolを使ってみる

 うちのi7-7700Kマシンで突然電源が落ちる問題ですが、UEFIの設定でOver Temperature Protectionを無効にしても効果はなく、だましだまし使っている状況です。
 Memtest86+でもエラーがなく、どうもCPUの熱暴走が原因のような気がしてCPUのストレステスト的なものはないかと検索するとPrime95が定番のようです。しかし最近のPrime95はAVXを有効にしていると再起動するのはわかっているので使えません。AVXを無効にしてもいいのですがそれではCPUの全てのテストにはならないような気がします。他にないかと調べるとIntelがその名の通りIntel Processor Diagnostic Tool (IPDT)を公開してくれていました。早速これでCPUをテストしてみます。
 IntelWindows版のバイナリーを配布してくれていますが、うちのマシンはLinux。本家のページからLinux版へのリンクがありましたので、こちらで公開されているツールを使いました。
 今あるLinux上にインストールするのではなくてFedoraのLiveイメージを使った方法が推奨されています。ここで注意なのですが通常のFedora LiveイメージではなくてFedora Xfce Spinが必須ということです。自分は注意深く読んでなくていつものLiveイメージで試したところ

QXcbConnection: Could not connect to display

などのエラーでIPDTが起動しませんでした。よくよく見直してXfce環境が必要とわかりました。あと上記ページではFedoraの25が推奨されていますが、これは現在最新の27のXfce SpinのLiveイメージでも問題なく実行できました。
 XfceFedoraが起動できればこちらのページからinstall64ファイルをダウンロードしてルートユーザーでinstall64を実行。EULAでaと入力してインストールが完了。そのままIPDTが立ち上がるようになっています。
 あとから手動で実行する場合は、インストールディレクトリーが/ipdt64になっていますので、このディレクトリーに移動して./ipdt64で実行できるようなっています。
 テストは数分で完了し、とりあえずエラーなどはありませんでした。ここでCPUの異常が見つかれば対応できたのですが、まだ原因が特定できてない状況です。もうちょっと様子見ですかね。